2023年モデルのKia Niroは、これまでのモデルに比べて様々な配慮がなされており、単純に世の中のエコに向かう環境を反映したプラグインハイブリッドのEVと言う事だけではなく、様々な環境配慮性能を含んでいることで話題となっています。そのデザインはいわゆるタイガーフェイスと呼ばれる、ヘッドライトからフロント部分のグリルに続く水平のラインと、フロントフェイス下部に大きく開いたエアダムが虎の表情に似ていることからつけられた特徴的な造形ですが、これは極端につよい印象ではなく、むしろおおらかでゆったりとした表情を持たせるために貢献しています。これまでの韓国車はどちらかと言うと非常に猛々しくいかつい印象があったのですが、Kia Niroはこれまでの印象を大きく変えるものとなり、乗る人だけでなくこれを見る人にも安心感を与えるデザインとなっているのが特徴です。

Kia Niroが特別な環境配慮性能を持っていると言われる理由は、グリーンゾーンドライブモードを設定していることです。これは特に環境に配慮しなければならない場所に差し掛かった場合、そのドライブモードがどのような状態であっても、EVモードに移行すると言うものです。例えば病院や学校などが近隣にあった場合、エンジンで走行していたのでは排気ガスをその場所に撒き散らすことになりかねません。またドライバーが意図的にこの場所では環境に配慮しなければならないと考えていても、運転中にこれらの操作をする事は難しい場合も多いものです。Kia Niroはあらかじめグリーンゾーンドライブモードを設定することにより、地図上の必要なポイントに差し掛かった時点でこれを検知し、自動的に切り替えることで極力排出ガスをその場所で出さないようにすることができるのが特徴です。
グリーンゾーンドライブモードはドライバー自身が設定することができるため、自分自身でグリーンゾーンを選び効果的に設定することができます。そのため自宅に小さな子供がいる場合なども、これを利用して安全な環境を生み出すことができ、効率的なサステナビリティを表現できるのがポイントです。
近年では多くの小型車が世界中で室内の上質さを競うようになっていますが、Kia Niroもこの傾向を踏襲しており、コンパクトカーとは思えないほど非常に落ち着いた高級感のある室内となっています。ムード照明なども搭載し、同乗者は特に夜間などは非常に落ち着いた空間の雰囲気を堪能することができます。様々な要素を組み込んだ実用的なSUVとなっており、発表前から非常に高い人気を博しているのが特徴です。