新車でも中古車だとしても今人気の7人乗り大型車といえば、家族で多用途に活用することができたり、将来的に家族が増えても使えるメリットがあります。また、普通車と比べて空間に余裕がありますから、居住性が良好で広々と快適に過ごすことができます。高齢の家族がいると、離れて暮らしていても不安だったり、急に出向いて車に乗せて移動する必要が出てきたりします。
普通車と比較して、2列目がキャプテンシートになっていたり、左右に肘掛けがついているなどより快適です。つまり、体があまり自由ではない人でも乗りやすく、長時間の乗車でも疲れずに済みます。しかも7人乗りの3列目はウォークスルー仕様が多いので、その点も一般的な自動車にはないメリットです。空間の余裕と居住性やシートの利便性、これらが7人乗り大型車の魅力で、総合的に高級感が高まるきっかけになっています。
一方のデメリットとしては、8人乗りもラインナップに並べる車種もあって悩みやすいこと、比較的種類が少なめで選択肢が限られる点が挙げられます。生産数自体も控えめですから、中古市場に出回る数が少ないですし、欲しい車種が市場になければ新車で購入を検討せざるを得ないのがネックです。サイズ感や燃費は8人乗りと比べればまだ良いですが、それでも普通車と比較するとボディが大きくて、燃料の消費が激しいといえます。常に定員一杯で活用するならまだしも、同乗人数が少人数で日常の足に使う程度だと勿体ないです。
燃費性能は負担する税、つまり諸費用の一部に響いてくるので、普通車と比較して費用が嵩むのはやむを得ないでしょう。しかしコンパクトサイズやハイブリッド車なら、燃費性能はまずまずで諸費用も極端に大きくはならないはずです。キャプテンシートは確かに魅力的ですが、同時にアレンジの幅が狭まるデメリットがあります。工夫の余地はそれほどないですし、独立しているタイプに比べると自由度は下がります。
このように7人乗りの大型車にはメリット、デメリットの両方がありますから、どこを重視するか先に決めたり、全体的な車市場の情報と天秤に掛けて比較検討を進めていくことになります。7人乗りの乗り換え時期は、子供が生まれて家族が増えるタイミングや、親子で同居を始めるタイミングが狙い目です。いずれにしても、家族全員が乗れる車が1台あると便利ですし、外出の機会が増えてアウトドアも楽しめますから、家族でお出かけしたいと思い始めたら検討しましょう。ただ、子供が生まれたり同居を始めてからだと車について考える余裕がなくなるので、早めに検討を開始して購入を決めるのが得策です。